カナダで親子留学期間中の資産運用として、全資産の7割超をREITで運用する計画を立てています。
本来であれば長期資産は株やCrypt資産(=暗号資産)などに割り当てて資産拡大とリスクの分散を図るべきところです。
しかし、私の運用資産が十分に大きくないため、留学期間中の不就労期間は安定的にできるだけ多くの収入を得られることを重視してREITの割合を厚くする予定です。この全体的な戦略については以下の記事に書いています。
slow-life-yun.hatenablog.com
この記事では生活費を補填する最重要手段と位置付けたREITの銘柄をどれにするかを検討していく中で私が注目しているREITのうちの一つを分析します。
Allied Properties REITの概要
この記事ではカナダの親子留学中に私の資産運用先をどうするかと言う観点で銘柄の検討を進めていきます。資産の拡大ではなく生活費を賄うことを重要視するため、成長性より分配金の利回りと安定性を重要視します。
そこで注目したのがAllied Properties REITです。
2024/4/28更新時点
銘柄コード | 銘柄名 | 参考価格(4/28/2024) | 月間分配金(税前) | カテゴリ |
---|---|---|---|---|
AP.UN | Allied Properties REIT | 17.10 | 0.15 | Office |
利回りと利回り安定性
2024年4月21日時点での取引価格は一口17.08カナダドルでした。カナダのREITは毎月分配金が支払われるのが一般的で、今回分析するAllied Properties REITも毎月分配です。
ちなみにREITを保有していてもらえるお金は分配金(Distribution)と言いますが、配当金(Dividiend)と同じようなものです。厳密にいうと違いますがあまり気にしなくて大丈夫です。
その分配金が現在のところ安定して0.15ドルなので、1年間では1.8ドルです。17.08ドルを一口持っていると1年間で1.8ドルもらえるので、税引前利回りは1.8÷17.08=10.5%となります。
かなりの高利回りですね。生活費を支えるための収益源としてかなり有力です。
分配金が安定して支払われていることが大事です。そこで過去の分配金の実績を確認します。一覧表を見るよりAllied Properties REITの投資家向け資料にあった分配金の履歴のグラフを見る方が分かりやすいのでそれを掲載します。
https://alliedreit.com/archive/presentations/
緑色の棒グラフが一口当たりの年間分配金です。20年間にわたって上がり続けていますすごいですね。
利回りが良いだけでなく、継続して分配金が途切れることなく上がり続けているということです。
とても有力そうに見えます。
割安/割高チェック
先ほどのグラフで折れ線グラフがありました。この折れ線グラフは一口あたりのNAVを表しています。
NAVというのは純資産総額と言う意味です。総資産から負債を引いて計算されますので純粋な自分の資産ということができます。
それを発行済み口数で割って一口当たりの資産を出します。
順調に一口当たりの資産額が拡大していることが分かります。
2023年が終わった時点で45.60ドルとあります。
45.60ドルの価値があるものが17.08ドルで取引されているのでかなりの割安です。
まとめ
利回り、利回り安定性、割高・割安度のいずれをとっても魅力的であることが分かりました。
このREITを私の投資の柱に据えたいと思います。
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