「なかなかお金がたまらない」
「ついいろいろと手を出してしまい、これだけは負けないというモノがない」
このような悩みを抱えていませんか?
実は欲望に優先順位をつけることによってこれらの悩みを同時に解決することができます。
この記事では欲望に優先順位をつける簡単な方法とその効果について私自身の体験をもとに説明したいと思います。
「欲望に優先順位をつける」とは
欲望に優先順位をつけるとは、何も優先したいこと以外を諦めたりやめたりすることではありません。
よりやりたいこと、時間を投入したいことをやりましょうということです。決してネガティブな意味ではありません。時間やお金を節約しようとする必要はありません。
自分にとって大切なことにもっと注意を向けようというのがここで言う「欲望に優先順位をつける」という事です。
欲望に優先順位をつける方法
やりたいことや欲しいものは1つではありませんよね。いくつかあると思います。
その中で一番やりたい事や欲しいものに注力する
これだけです。それ以外のものを切り捨てなくてはと思う必要はありません。
もっともっと一番のものに時間やお金を集中しようという事です。
同時にあれこれ手を出すので時間やお金が分散してしまってなかなか目的地に到達できないので、一番やりたいこと、一番欲しいものだけを狙います。
それが達成できたら次に移る。これの繰り返しです。
もちろんそれをやっていることで幸せを実感できるなら次に移ることなど考えずにそれだけやっていればよいです。
これは最も幸せな状態ではないかと思います。
無理して好きなこと、打ち込めることを探さなくてもいい
とはいえ、一番やりたいこと、一番欲しいものを見つけるのはかなり難しい作業です。
既に好きなことや打ち込めることがある人は幸せです。ずっとそれをやっていれば幸せなのですから、それに越したことはありません。
しかし、「コレ」と言うものを見つけるのは実際には難しいと思います。
私がこれまで生きてきた中で社会人で一つの趣味に打ち込んでいる人の方が圧倒的に少ないように思います。ゴルフやマラソンなど一つの趣味にストイックに打ち込んでいる人は何人か知っていますがそれは例外的な存在で、大多数(体感的には10人中9人ぐらい)は一つの趣味に打ち込んでいるわけではありません。
苦痛を伴わないこと、長時間できること、自然にできることがあればいい
好きなこと、打ち込めることを見つけるのが難しいのであれば、長時間やっていても苦にならないことを思い浮かべるのが良いです。
長時間やっていても苦にならないことは無意識的にできるほど自分にとっては当たり前の事なので、自分がそのことを得意であることに気づかないかもしれません。
家族や身近な人に自分は何が聞いてみるのはとても参考になると思います。
自分が子どもの頃にいつもやっていたことやハマっていたことを思い出してみるのもとても参考になります。
得意なことや無意識にできること、長時間できることはいったん意識すると自分が人よりできる事への気づきとなり、好きになっていくと思います。
優先順位を見つけた例
例えば私は自分が良く理解できたことについては人にわかりやすく説明することができます。
私はもともとこのことを自分の長所だとはわかっていませんでした。きっかけはある時に妻が私の説明はわかりやすいと言ってくれたことでした。
自分の説明はわかりやすいとは思っていなかったので、どうしてわかりやすいと思ってもらえたのか考えてみました。
私自身が頭が良い人と違ってものごとを素早く理解することができません。
人並みに理解するために頭の中で相当に言葉を使って具体的にイメージしながら一つずつ段階を踏んで理解していることが分かりました。
その結果、苦労しながらもきちんと理解できたものに関しては人に細かく分かりやすく言葉で説明することができるのだという結論に至りました。
こうして私は「理解したことは人に言葉でわかりやすく説明できる」と意識するようになりました。
一方、小学生のころを振り返ってみるとクラスメートが作文の宿題で400字詰めの原稿を埋めるのに苦労している中、私は労せずに何枚もの原稿を書くことができました。
文の巧拙はさておき、書きたいことが頭から次々に浮かんできたのを覚えています。
これをミックスして、「自分の体験や経験から得たことを文字にして人に伝えること」が私の武器として認識できたのでブログや電子書籍の執筆をすることが私のやりたいことのプライオリティとなりました。*1
Youtubeに興味を持った時はマイクや照明などにお金を使ってしまい、動画編集にも時間を使ってしまいました。
焦らずに優先順位の1番から順にやっていけばよいのですが、同時にやろうとしたがために力が分散してよくなかったと思いっています。
欲望に優先順位を付けることの効果
欲望に優先順位をつけることについて述べてきたので、次にその効果について私が思うところを5つ挙げたいと思います。
効果1:意識的な消費で支出が最適化される
お金の使い道にメリハリがつくという事です。節約と言うと本当は使いたいお金を我慢している感じがしますが、最適化というとうまくお金が使えている気がして気分が良くありませんか?
時間も同じです。節約するのではなく投入先を最適化すると思う事にしましょう。
効果2:一つ一つの過程をより楽しめる
優先順位の付けて一番のものに注力するので、あれもこれもと時間に追われることが少なくなります。
忙しいとどうしても効率よく片付けよう、終わらせようとしてしまい、こなすことが目的になってしまいます。
時間とは人生そのものなのですから、一つ一つの作業を楽しんで味わいながらやればよいです。
それをするコツは、同時にいろいろとやろうとするのではなく優先順位をつけて一つ一つやることだと思います。
そうすることによってじっくりと作業に取り組むことができます。
効果3:目標達成が近づく
お金や時間、労力が分散しないので一つ一つの目標達成が近づきます。そして目標達成が近づいていることが実感できること自体も精神的によい影響をもたらします。
つまり次につながるモチベーションとなります。
効果4:ストレスが軽減する
目標達成が近づくことが実感できるとストレスが軽減します。力が分散しているとこんなに時間とお金を投入しているのになかなか目標が近づかないという事でストレスを感じてしまいます。
すると継続すること自体が難しくなってしまいます。
私自身、いろいろとやろうとしていろいろとあきらめてきました。やり遂げたものが少ないです。
現在私はブログと執筆。それで突き抜けるまでは他の事はしばしお休み。それがひと段落したら次の事、という風に進んでいこうと決めています。
(カナダに留学する予定なのでその勉強はやります。少し分散してしまいますがこれは仕方ないのでやります。)
効果5:人生の質が向上する
これまで説明してきた効果により、人生の質が向上します。
やりたいことをすべて同時にやろうとするのではなく、これはやり遂げたと思えることを一つずつ増やしていく。
この過程が人生の質の向上につながります。
*1:実はYouTubeも挑戦してみたのですが、撮影はいいのですが編集作業がイマイチ私の肌に合いませんでした。文字を書く方が私の性にはあっているようです。撮影自体は楽しいので編集を最低限にした動画投稿も将来的には再挑戦するかもしれません。しかし今はプライオリティが執筆ですので、電子書籍やブログでもう少し突き抜けてからだと思っています