2024年7月退職、FIRE民への仲間入り予定のゆんのブログです。

資産形成やFIRE後の生活、人生を充実させるための方法について発信していきます。

【ブックレビュー】バリュー投資関連書籍

私が実際に読んだ本の中から一読に値すると考えた本のレビューをします。
このページでは株式投資のバリュー投資と言う戦略に関する書籍のレビューを行います。

本の画像
ブックレビュー

賢明なる投資家|ベンジャミン・グレアム

「賢明なる投資家」はどんな本?

賢明なる投資家はバリュー投資の父と呼ばれるベンジャミン・グレアムの記した名著です。安く買って高く売るという普遍的な投資原理を説いており、その後の多くの投資家に影響を与えました。

なぜ「賢明なる投資家」を読もうと思った?

私が資産運用を始めた時に利益を得たいという思いとともに損をしたくないという思いも強くありました。

ネットで調べていくうちにバリュー投資がリスクを抑えるほどリターンが大きくなる投資戦略であると知り、バリュー投資の父と呼ばれるグレアムの著書を読みたいと思ったのがきっかけです。

「賢明なる投資家」を読んだ感想は?

バリュー投資の原点を知ることができて非常に有益でした。私はこの本の教えに従って資産運用をした結果、7年間で2000万円の元本を2800万円まで増やすことができました。

私は投資経験の中で高い配当金に判断基準がぶれてしまい、グレアムの教えから外れた銘柄で大損をしたことがあります。それをはねのけての実績です。

この経験から判断基準をブラさずにしっかりと教えを貫くことが重要だと思いました。

現代の市場とグレアムの時代は違うので現在はグレアムの影響を受けそれを進化させた投資家たちの投資理論も併せて学ぶとよいと思いますが、本書の教えだけでも個人投資家にとっては大変有益だと思います。

一つ注意点があるのは「バリュー株に投資すること」と「バリュー投資をすること」は別の事である、と言う点です。

グレアムが提唱したバリュー株に該当する条件は貸借対照表と損益計算書から計算で求めます。現代では財務状態だけではなく「何をもって企業価値を見積もるか」という考え方にバリエーションがあり、バリュー投資と言えば別の判断基準に基づく投資戦略の事を指すことが多いようです。

この本だけを読んでバリュー投資をすべて知ったつもりになるのではなく、教養としてバリュー投資の原点を学ぶという位置づけで読むと非常に有益だと思います。

「賢明なる投資家」のレビューまとめ

■まとめ■

  • リスクを抑えるほどリターンが期待できる投資手法があることが分かった
  • 個人投資家にとっては安くかって高く売るという経験は非常に有益だと感じた
  • グレアムの時代と現代は違うので、グレアムの影響を受けた別の投資家の著書を読むことも必要
  • 教養として割安であるという事がどういうことなのかを学ぶという姿勢で向き合うと非常に有益