2024年7月で退職しFIRE生活をすることが決まっています。
その後、2024年7月下旬までにカナダに引越し、9月から大学に入学してこれまでの会社員生活とは違う分野を学ぶ予定です。
無事に学生としての滞在許可を得ることもできました。
しかし、カナダは非常に家賃や物価が高いので、実は資産運用のリターンだけでは生活費を賄うことができません。
資産を取り崩しながら生活することになりますが、取り崩しを最小限にするべく利回りの良い資産運用ができるようにポートフォリオを組み替える予定です。
没にした投資戦略
もともと私は資産を長期資産、中期資産、短期資産の3つに分ける運用を考えていました。
バケツ戦略と呼ばれるもので、それぞれの資産の位置づけは次のようなものです。
- 短期資産:生活費1~2年分を現金で保有する。生活費の元手。残高が生活費の1年分を切ったら中期資産から補充する。
- 中期資産:生活費7年分の時価総額を保有する。即換金可能な資産で構成する。7年を超えた場合は長期資産にリバランスする。短期資産への補充を目的とする。
- 長期資産:元本の成長を目的とする。リスクを取って成長株や配当収入を狙う。長期保有目的の金融資産
このバケツ戦略は資産取り崩し期の戦略とされています。よってカナダ移住後の無職期間の運用としては最適だと考え、この戦略をもとに中期と短期の投資先をどうするか考えていました。
新ポートフォリオ内訳案
しかし、検討を進めていくうちにやはり理想的なリスクヘッジをしたバケツ戦略を採ろうとするとカナダの物価や家賃は私の運用資産では足りないことが分かりました。要するに資産運用からの収入が不足するのです。
そこで、私は資産運用や元本の成長を狙った投資を抑え、配当利回りを最大限にすることを目的としたポートフォリオを実施する方向に舵を切りました。
具体的には以下のようになります。
GICと言うのはカナダの定期預金のようなものです。引き出し可能なものと引き出し不可のものがあり、利回りが異なります。
全体の資産の11%の部分を取り崩していき、生活費の12か月分を切ったところでGICから補填するイメージです。
GIC1年と書いてあるのは満期までの期間が1年と言う意味です。
資産の拡大を目指す運用であれば成長株やCrypt資産を持つべきです。元本の成長を狙うなら配当金や分配金だけでなく、時価の成長を目指す資産にもいくらか割り振るべきだと私は考えているからです。
Crypt資産とはかつては仮想通貨と呼ばれていた暗号資産の事です。暗号資産は経済状況との相関が無いため、リスクヘッジの意味があります。また長期的に見れば取引量の多いCrypt資産は
価値が高まる傾向があります。BITコインなどはその仕組みと知名度から事故が起きない限り価値が高まり続けることが期待できます。
もっと潤沢に運用資産があれば、このように株の個別銘柄をやCrypt資産を持ちたいところです。
しかし成長株は配当利回りが低いですし、Crypt資産には配当金が当然ありません。よってこれらの資産は長期保有で資産を拡大するには向いてはいますが、日々の生活費を支えるには向いていません。
これらの事からCrypt資産と株式への投資はしない、あるいは配分を小さくする予定です。
永住権獲得のために就職ができれば、生活費のために配当金を狙う必要が小さくなるため、REITの割合を減らして、株やCrypt資産に振り分けていきたいと思います。