2024年7月退職、FIRE民への仲間入り予定のゆんのブログです。

資産形成やFIRE後の生活、人生を充実させるための方法について発信していきます。

資産価値として見た電子書籍出版の魅力|電子書籍があると非就労期間にどれほど資産運用の元本を取り崩してもよい計算になるのか

パソコンに向かって作業をする男性のイメージ
パソコンに向かって黙々と作業をするというのも心地の良い時間

私は電子書籍で副収入を得ています。出版社が出す本には遠く及びませんが、少なくとも書いてある内容についてはできる限り質が高いものを執筆するように心がけています。

ブログは短い文字数で最後まで読んで頂いて情報提供をすることが目的です。一方、電子書籍はSEO(検索エンジンの検索アルゴリズム上で優位に立つこと)や長くなりすぎる事を気にせずに自分の考えをありのまま、まとまった文字数語ることができるメディアです。

今回は電子書籍の収益がとてもありがたいので、その資産としての意義について私自身の経験をもとに説明したいと思います。

実際に電子書籍6冊の出版をしており、収入を得ている経験に基づいて説明していきたいと思います。

電子書籍1冊で1か月あたりどれぐらいの売上か

名が知れた作家さんやX、インスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアでの発信によって営業活動を積極的にしている方は多くの金額を稼ぐことができます。


しかし、無名の素人でも収益化のハードルは低いものとなっています。

私はブログ以外のソーシャルメディアを活用していない全くの無名ですが、それでも1冊あたり平均2000円を稼ぐことができています。エクセルVBAのテクニックというややマニアックな分野を解説した電子書籍を出しているのですが、もっと需要の高い分野であればさらに多くの収益を得ることも十分可能です。


無名の素人が自分の得意分野を丁寧に説明することで毎月2000円を得ることができるというのは非常に大きなことです。


2000円と聞いて大したことない、しょぼい、と感じましたか?


しかしパッシブインカムを得ることはそもそも甘いことではありません


例えばブログにアフィリエイトを貼って稼ごうとするなら1円の発収益が得られるまでに半年以上かかるのが当たり前です。そして収益化した後も毎月数十円~数百円にしかならないと思います。


これではなかなかモチベーションも続かないですよね。なので3万文字くらい、1500文字のブログなら20記事分くらいをまとめて電子書籍にする方が圧倒的に効率が良いと私は考えます。

脱線しますが補足します。

ではなぜ私がブログを書いているかと言うと、ずばりKindleで出している私の電子書籍に目を向けて欲しいからです。ブログ自体からの収益目的は期待しておらず、おまけです。ブログ自体の収益を気にしないことによって売らんかな、商売っ気のある記事にならずに済みます。そして安心して長く読者として付き合って頂けるブログを目指しています。



  • 電子書籍の収益は1冊あたり1か月平均で2000円くらい
  • あなどるなかれ。ブログでは半年かかって初収益。収益化後も数十円~数百円
  • 電子書籍の目安は3万文字、1500文字のブログなら20記事で一冊になる

  • 電子書籍には資産価値がある

    硬貨と紙幣のイメージ
    電子書籍をお金に換算するといくらになるか


    この記事の本題です。毎月2000円の収益を上げてくれる電子書籍はどれほどの価値があるでしょうか。


    1か月に2000円ですから1年間に換算すると2万4千円の収益となります。


    株を持っている人なら配当金を受け取ります。もし利回りが3%の株を持っているならば税引き後利回りは2.4%なので100万円分の株を持っていると年間2万4千円もらえることになります。


    という事は、毎月2000円の収益がある電子書籍を1冊持っているという事は、税引き後利回り2.4%の株を100万円分持つのと同じです。


    収益を生み出すことができるものであるということは、資産価値があるということです。


    非就労期間にどれほど資産運用の元本を取り崩してもよいのか

    電子書籍を1冊書くと2000円の収益を毎月生み出すので、100万円の株を持つのと同じだと説明しました。これを言い方を変えると電子書籍を1冊出版するごとにFIREやセミリタリアのための目標資産額を100万円下げてもよい、あるいは、電子書籍を1冊出版するたびに金融資産を100万円資産を取り崩してもよいという事になります。


    FIREやセミリタイアは金融資産の収益から生活費を捻出する生き方です。なぜFIREやセミリタイアをするためには金融資産を貯めないといけないかと言うと運用益を得るためです。


    貯めたお金で暮らすわけではありません。貯めたお金が生み出す収益で暮らすのです。


    バイトした方が早いという意見への反論

    橘玲さんの「幸福の資本論」によると人的資本は働いて稼ぐ力のことです。金融資産は文字通り金融資産のことでこちらもお金を生み出すものです。生活費を稼ぐのに人的資本を使うか金融資産を使うかどちらを使うのかという事ですね。


    電子書籍はパッシブインカムを生み出すので金融資産に近い性質を持っています。


    働いてお金を稼ぐのではなく働いてお金を得る仕組みを作るという事です。


    人はいずれリタイアします。収入の得る方法を人的資本から別の方法にシフトしていかねばならない時が来るのです。


    私はその時期を定年退職より早めるという選択をしました。


    だから人的資本ではなく金融資本による収益にシフトチェンジしたとも言えます。


    なので「バイトをした方が手っ取り早い」と言われても、それはパッシブインカムとバイトの時給という性質の異なる2つを比較しているのでそもそも比較の対象として不適切であり、「そうですね」と言うしかないのです。


    私は人的資本ではなく金融資産で生活費を稼ぐという道を選んだので考え方が違うとしか言いようがありません。


    なお、この記事は人的資本、つまり労働力を投下して時給を得る収入の得かたを否定しているわけではありません。時間的に手っ取り早いのは人的資本の投下なので、金融資産を形成する途上などは人的資本による収入が最も効率が良いです。


    あくまで、人生を考えた時にいつかは人的資本の投下による収入ではない方にシフトしていきたいと私が考えているという点、ご了承ください。


    非就労期間の収入の支えとして有益

    以上より、電子書籍の執筆は人的資本、つまり労働力を投下しない期間の収入の支えとして大変有効です。


    労働力を投下しない期間の代表例としてはリタイア後です。私の場合は2024年7月に退職する予定なのでそれ以降は無職となります。このような期間の収入を支える収入源として今後も電子書籍の執筆を続けていきたいと思っています。

    まとめ

    以上、電子書籍がどれだけ収益源として魅力的かについて説明してきました。内容をまとめます。

    ■まとめ■
    • 電子書籍出版の1か月あたり1冊あたりの収入は平均2000円
    • 月収2000円は100万円の株と同じ収益
    • バイトの方が手っ取り早いは論点が違う